昨日、ベングリオン空港のすぐ脇に、イエメンから飛んできたミサイルが着弾しました。その報復で、イスラエル側がイランに攻撃しようとしているからです。こちらもにわかに騒がしくなりました。明後日、僕たちはベングリオン空港からちゃんと出国できるのでしょうか…。
1発のミサイルを撃ち込むだけで、一体どれほどの人間の人生が狂うか。頭に血が上らないようにするために、「心理社会的支援」にできることが実はいくつもあります。トラウマを受けても放置され無視されると人間は怒りの感情や復讐心をたぎらせて、行動に出やすくなります。それこそ「何倍返し」という思考。でもちゃんとトラウマ・ケアを受け、トラウマに向き合うようになると、加害した人が誰であってもそんなことは関係なく、トラウマもまた自分の人生の一部だと思えるようになっていきます。トラウマ・ケアのめざす一つの方向性として「加害者なんて誰でも関係なくなる」ということがあるからです。
「やられたらやり返す…。その思考を食い止めるためにも、心のケア~心理社会的支援が役に立ちます」
そんな話を今日、ラマラの日本国代表部で大使館のみなさまにお話したら、とてもよくわかってくださいました。トラウマは人類共通の言語なのだと思います。
上の地図では南部ラファ市とハンユニス市を分けるモラグ回廊(白と黒の少し太めの線)の位置がよくわかります。今はモラグ回廊より南への立ち入りが禁止されています。先日、ある方の報告会で見たラファの様子は、あらゆるものが破壊されて、文字通り瓦礫の山でした。
そして同じビルの中にあるJICAを訪問し、パレスチナ事務所長の星さんにお目にかかりました。実は今回、UN Womenと行う事業は元々JICAの事業なのです。間にUNを入れることで、事業がしやすく、また拡がりも確保できます。でも、元々はJICAが今のガザにできることはないか、ということで「地球のステージ」を指名してくださったのが始まりですから、これは言わばJICAとの協働事業とも言えます。
そういえば亡くなったモハマッドはいつも、
「JICAとの仕事はいつ始まるんだ?楽しみだ。いつかJICAの仕事がしたかったから、本当に待ち遠しい」
と言っていました。いろんな人の思いが集まって、いい形で次の事業につながっていきます。
お昼に会うはずだった朝日新聞エルサレム支局長の高久さんは、空港へのミサイル攻撃の件で、そちらの取材に向かわれました。何が起きるかわからない世界に生きるとは、こういうことなのだと思います。
桑山 紀彦
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