内戦が始まった2011年より、シリアでは多くの人々が恐怖に苦しみながら生活しています。
心に傷(トラウマ)を負った人々は多く、PTSDを起こす人もおり、メンタルサポートに対する需要が非常に高くなっています。
当団体では世界各地でこのようにトラウマに苦しむ人々に対し心理社会的サポートを実施してきた実績があり、特に地域に根ざした心のケアについては国内外より高い評価を得ています。そこで2018年、国連開発計画シリア事務所(UNDP Syria)より依頼を受け、シリア国内にて心理社会的サポートを実施するファシリテーターを育成するべく、シリア人のソーシャルワーカー10人を日本に招聘し、研修を行いました。