ウガンダ事業では、PSOP(心理社会的支援の基礎的な知識を備えた人材)育成ワークショップを実施しています。2月7日は「忘れられないあの日」というテーマで、最も苦しく辛い経験を絵に描き、皆の前で発表しました。
20名の参加者は、南スーダンから逃げてきた参加者やウガンダで難民受け入れた地元の人々で、誰もが想像を絶するような経験をしていました。参加者は、銃や武装した人々のこと、亡くなった家族や身内のこと、親族間であった殺人のことなどの様々な辛い経験を共有しました。
辛い記憶がたくさんある中、最も辛い記憶は1歳の時だというファスティーノ・ライラさんの発表に衝撃を受けました。
彼は1962年生まれの現在62歳、その人生の中で紛争が大半をしめています。1963年から72年の10年間、1983年から2005年の13年間、2013年から現在にいたるまで紛争は続いています。多くの爆撃、恐怖やひもじい思いなどの様々な辛い経験をしてきましたが、2016年にはあまりにも危険だと考え、家族27人でウガンダに避難してきました。彼には4人の奥さんと22人の子どもがいますが、誰一人かけることなく、全員が6日間飲まず食わず歩き続け、国境を越え、ビディビディ難民居住区に辿り着きました。
彼が描いたのは銃と武器でした。1歳の記憶の爆撃は武器からきています。何回も何回も爆撃に遭い、数え切れないほどの恐怖にあってきましたが、その中で最も忘れられない衝撃「忘れられないあの日」は1歳の時の爆撃だそうです。
発表の後、ファスティーノさんと少し話せました。1歳の記憶をもっていることにびっくりしたと伝え、「そんなに幼いのに記憶があるの?」と聞いてみると、「もちろん」と答えが返ってきました。彼はその時に4人の兄弟を亡くしたそうです。
彼にとって家族は最も大切なかけがえのない存在です。2月14日は「好きなこと、好きでないこと」を粘土で作り、皆の前で発表しました。彼が作ったのは家族でした。
紫の作品が「好きなこと」、奥の緑が「好きでないこと」。大きな紫の右から2番目はファスティーノさん自身です。その右側が奥さん、彼らの隣には子どもがいます。奥さんの作品は4人の奥さん、子ども2人の作品は22人の子どもを表現しています。
家族皆で過ごすこと、それが彼の「好きなこと」です。緑の2人が家族の中にさみしくぽつんとしていますが、これは彼が「好きでないこと」です。
還暦を迎えた男性がこんなにも家族に思い入れを持っていることに驚きつつ、長引く紛争、何回も起きる紛争で何人もの家族を亡くし、辛い思いをされてきたことを察しました。
1日も早く平和、そして何より平和が続くことを深く願います
本部事業担当 中島美穂
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松永さんとの時間
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こんな中でも活動が
朝日新聞全国紙一面トップ
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異様な緊張感
ナーセルさん
いよいよテント生活が始まった
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パレスチナに行ってきます。
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