今日はDili Medical Center(DMC)を訪問しました。
ここは個人が設立した病院であり、今の東ティモールの医療の最先端を行っていると言っていいと思います。この国唯一のマンモグラフィーも設置され、入院病棟は個室が用意されています。ここを利用できる人は限られた人々であろうことは容易に想像ができますが、私設の救急車も2台新設され、24時間365日で稼働しています。
院長のアンドレ先生は、保健省と多難な対話を続けこの病院の設立にこぎ着けたことでしょう。いろんな意見がありますが、これもまたこの国の医療のひとつの発展であろうと思います。
ここに生まれ育っても、この病院にかかれば治るかもしれない病気にかかっても、結局この病院にかかれず困窮する人が大勢いることを痛感しながらも、
「ここまで来たのだ」
という思いが駆け巡ります。
かつてこの国で事業を始めた頃、不覚にも僕は骨折しました。たどり着いた国立病院には放射線の技師もおらず、3、4時間待ってようやく疲れた顔の医師が来てレントゲンを撮り、骨折が確認されました。しかし結局何もできず、そのまま痛み止めを飲みながら帰国の日を待ちました。
その時代から考えたら、有料かもしれないけれどこの国で最新型のレントゲン写真が撮れて、そのまま手術室に入り、ボルトを入れて骨折を修復することができる時代がやってきました。
国の発展と命。そのバランスの危うさを感じながら歩んできた24年。
僕の右手にはボルト固定が日本帰国まで持たなければならなかったために付いた、消えない傷と少し歪んだ第5中指骨が、寒い冬には痛みます。
この国の人々の命がお金のあるなしにかかわらず守られる日を願って、活動を続けます。
桑山 紀彦
ここまで来たんだ
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育っていく医療従事者
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NHKラジオ第1〜聞き逃し配信はこちら
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エコー症例検討会
天皇誕生日レセプション
歳を取っても…
緊急人道支援学会〜第1回大会
ついに食料配布開始!〜ガザ
モルドバという国
もう一つの“奇跡”
映画「奇跡」完成
1日セミナーを開催
表現力
短編映画の制作
最終発表会、無事終了
ウクライナ支援に出かけます
能登半島地震〜現場で見えてきたこと
避難所の子どもたち
被災地、門前町
涙が止まらない
能登半島地震の支援に向けて
今年初公演と能登半島地震について
伝えていくこと
モハマッドからのメッセージ
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マルティーニャが助産師学校を卒業しました!
熊本県立大学〜JICA遠藤さん
東ティモール専門家による保健省セミナー
ガザの小さくたくましきスカウト
NHK「ニュース9」に出ました
心のケアが始まりました
いよいよ日曜日から緊急救援開始!
19年目の富山国際大学付属高等学校
支援活動開始まであと1週間