今まで支援してきた国には、常に「大切な人」~キーパーソンがいました。
パレスチナのダルウィーッシュ、東ティモールのアイダとダン先生、ミャンマーのイェイェさんとタンナインさん。
古くはジャワ島のリサやパキスタンのファゼールさんなど、国を支援するのではなく、その「人」を支援するという形式で、僕たちは国際協力を展開してきました。
そしてウガンダ。ハリエットがその人です。
現地スタッフの中心的な存在で、僕が出会ったのは5年前。SPJという日本の団体でこの地域に来たときに知り合いました。類い希なファシリテーターの素質と、一歩も二歩も前を見ようとする先見性。そして何を頼まれても決して「No」と言わず、確実にそれを成し遂げていく実行力。びっくりしました。
今回「地球のステージ」がこの地で南スーダン難民支援をしようと思ったとき、すぐにハリエットに連絡を取り、共に活動する約束をしました。実は彼女は南スーダン人です。そして心のケアに多大なる関心を持ち、「地球のステージ」がこれから展開するこの活動に心から賛同してくれています。ここアフリカにも「地球のステージ」にとってかけがえのないキーパーソンがみつかったのです。
今年の6月、ヘルニアになって腰を悪くし、医者に仕事をすることを止められたハリエット。ものすごい努力で体重を落とし、腰への負担を見事に減らして、8月から業務への完全復帰を果たしています。
ウガンダのNGO登録を取るときに、様々な嫌な思いをしたことを吐露したら、
「私の国がそんなひどいことをしていたのか。ごめんなさい…」
といって涙を流していたハリエット。心やさしい、そして正義の人です。
冗談もうまく、常に人を笑わせる明るさを持ちながら、僕の91歳になる母親が歩いているビデオを見せたら、
「なに!!!91歳で歩いているってそれは本当なのか? ウガンダではとっくに天国だよ!」
と言って笑わせてくれました。
映画「ゴースト~ニューヨークの幻」に出ていたオダメイ役のウーピーゴールドバークにそっくりで、そしてその身のこなしや雰囲気が「閖上の記憶」の丹野祐子さんにそっくり(くれぐれも体型のことを言っているのではありません)なことも親近感を強く感じる理由なのだと思います。
早いうちにスタディツアーを開始したいと思っています。そしてこのハリエットという逸材に多くの日本人が会ってほしいと思う。
ついにアフリカの地に「大切な人」ができました。
桑山 紀彦
福島県ユニセフ協会
猪苗代中学校
大津市役所の取り組み
帰国しました。
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