今、現場の子どもたちは心理社会的支援ワークショップの表現も進んで、4次元表現に入っています。その始まりは音楽ワークショップ。
メロディはいつものように桑山が作曲した実にシンプルなメロディ。それに自分たちで歌詞を載せていきます。でもすぐにできるわけではなく、これまでの出来事、今の自分、そして未来への思いを「Q&Aシート」に書きながら、「キーワードを抜き出す」という方式で歌詞を作っていきます。
今日はその初日。まずは自分がこれまで紡いできたトラウマの物語を、もう一度振り返ります。この時期になると、個人制作としての描画や粘土細工を経て、だいたい自分のトラウマの物語が完成しています。後半の集団制作では、それをグループ内の人々とシェアしていくという段階に入ります。
それは単に自分の物語を他者に伝えるだけでなく、他者のトラウマの物語も受け入れて、自分の物語の中に溶かし込み、自分の物語をより一層自分らしく、しかも他者に伝わりやすいものに変容させていく時期です。
そこにいたのがネネ・マリアでした。
彼女は最初の項目、「自分にとって忘れられないあの日は?」という質問に対して、鉛筆で文章を書きました。でも、最初はそれを鉛筆で隠していたのです。誰かに読まれないように…という感じで。
でも、しばらくすると彼女はその鉛筆を5mmずらして、ちゃんと見えるようにしたのです。後ろに僕がいるのを感じて。そしてそこには、
「私にとって一番哀しかったことは、父と一緒に死ぬかもしれないと思ったことです」
と書いてありました。
ネネは自分が経験したトラウマを、こうして鉛筆を5mmずらすことで、誰かに伝えられる人になっていこうとしていました。
5mmの鉛筆の動きという小さなことかもしれないけれど、心にとっては大きなことが、この「現場」で起きています。
桑山 紀彦
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