5月21日停戦後、被害の全容が見えてきました。
私たちの活動拠点であるエジプト国境沿いラファ市も大きな被害を受け、提携団体エルアマル社会復帰協会の建物も空爆で損壊しました。ここの4階に「心理社会的ケアセンター」を設立予定で、まさに工事を始めたばかりでしたが、損傷が激しく再開できない状況です。
11日間に及ぶ激しい空爆と爆発音で、皆恐怖に怯え、眠れない日々を過ごし、深刻な心的ストレスを抱える人が増えたと言われています。特に子どもに既に症状が現れており、迅速な心理社会的ケアがなければ、多くの人が重度の精神障害を発症する可能性があると警告も発せられています。(国連人道支援調整事務所報告より)
ガザの人々の心のケアに尽くすために、今回の空爆に対する緊急募金を開始いたします。
まずは空爆によって生じた心理社会的ケア拠点である建物の復旧支援に使わせていただきます。団体として出来ることを考えた結果、私たちの活動拠点を一刻も早く復旧させることで、心傷ついた人々に迅速かつ的確なケアを行えると考えます。食料や衛生用品など緊急物資配給は始まっているものの、個々の住宅や建物復旧までは行き届いていないのが現状です。
また、復旧費用を上回るご支援をいただいた場合には、現地の状況とニーズにあわせた緊急支援費ならびに、地球のステージが行っている心のケア活動費に充てさせていただきます。
ご無理のない範囲でご寄付いただけますよう、ご協力よろしくお願いいたします。
募金はこちら
なお、自宅が損壊した団体スタッフへの支援については、先行して団体理事の桑山が支援を募りました。詳細はこちらから。
こちらへご寄付頂いたみなさま、ご協力ありがとうございました。
右の4枚の写真は被害を受けた建物の内部です。
被害を受けた空爆前のエルアマル社会復帰協会のビル。4階に心理社会的ケアセンター設立予定。