地球のステージは神奈川県海老名市に事務局を置く特定非営利活動法人です。
全国に会員を持ち、活動が支えられています。
代表理事を務める桑山紀彦は医師として日本で診療を行う傍ら、世界の紛争地、貧困の地、震災などの被災地で医療支援活動を展開してきました。コンサートステージ「地球のステージ」では、桑山が世界で出会った人々の明るく、たくましく生きる姿を、大画面の映像とシンクロする音楽、語りによって、心で感じられるよう構成しています。1996年1月15日に始まった公演は、全国各地の学校現場を中心に公演を重ね、2017年4月にはのべ3500回を数えます。
1999年の独立紛争後より応援を続けている東ティモールでは、医療の行き届かない山間地域で保健医療活動を行っています。
紛争が続くパレスチナ自治区ガザの南部ラファ市やヨルダン川西岸ラマラ市では、子どもたちの心のケア(心理社会的ケア)の活動を続けています。また、世界で起こる様々な災害、紛争に対しても緊急医療支援と心のケアの活動を行ってきました。主な緊急支援活動としては、イラン南東部地震(2003年)、パキスタン北部大震災(2004年)、スリランカ津波災害(2005年)、ジャワ島中部大震災(2006年)、ガザ紛争(2009年)が挙げられます。
2011年3月11日に発生した東日本大震災とその後の津波によって、事務局のあった宮城県名取市も大きな被害を受けました。事務局の周囲にも津波は押し寄せましたが、震災翌日より2ヶ月間、桑山が院長を務めていた東北国際クリニックにて24時間体制で医療支援に臨みました。同年6月からは心のケアに力を入れ、子どもたちとの活動「スカイルーム」や閖上中学校遺族会の応援などを行ってきました。2012年4月に津波復興祈念資料館「閖上の記憶」を被災地閖上に開設。閖上中学校で亡くなった14名の生徒さんの慰霊碑を守る社務所として、閖上案内ガイドや震災学習の拠点として、現在も活動を続けています。
2015年からはアウン・サウン・スーチーさんが率いる民主化の中を生きるミャンマーにおいて教育支援を開始しています。中部シャン州に住むパオ族のミャッセ・ミャー村の子どもたちが学校へ通い続けるための奨学金を支援しています。そのために全国各地の心ある皆さんが里親になってくださっています。
今後も国内外において子どもから大人まで全ての人を対象にした国際理解を得る機会を提供し、世界とのつながりが意識できるような開発教育の場を提供したいと考えています。また、世界の紛争や貧困にあえぐ国々への支援を行い、世界の平和、平等への意識づくり、直接的な貢献を実践することを目的として活動していきたいと思います。そして、被災地から発信することで、生きる意味、いのちの大切さを共有していきたいと願っています。
団体概要
名称 | (認定)特定非営利活動法人 地球のステージ |
---|---|
所在地 | 海老名本部 〒243-0436 神奈川県海老名市扇町7-7 TEL:046-204-9241 / FAX:046-204-9243 名取事務所 〒981-1225 宮城県名取市飯野坂1-11-26 TEL:022-738-9220 / FAX:022-383-8330 |
設立月日 | 2002年8月22日 |
代表理事 | 桑山 紀彦 |
事業分野 | 国際理解教育、開発教育、人権教育、医療支援、震災復興支援、心のケア |
主な活動地域 |
|
主な事業 |
|
組織構成 | 【意思決定機関】 理事会(理事:8名) 【職員】 海老名本部事務局:5名 名取事務局:2名 海外事業現地駐在員:2名 現地スタッフ:25名 |