Projectミャンマー教育支援プロジェクト

多民族国家であり、生活が安定しづらい少数民族の人々も多く暮らすミャンマー。そんなミャンマーで、少数民族であるパオ族の子どもたちが持つ将来の発展の可能性を狭ませないために、私たちは彼らに対する教育支援に取り組んでいます。

本プロジェクトが
始まったストーリー

ミャンマーの中部シャン州にふしぎなお寺があります。名前はカックー寺院。どこか懐かしい、昔夢にでてきたことがあるようなふしぎなお寺。このカックー寺院を守るのがパオ族の皆さんです。
龍のお母さんと空飛ぶ鳥人のお父さんから生まれてきたというパオ族。「パオ」というのはその卵が割れて生まれてくるときの音から来たという、深い伝説の中に生きている少数民族です。

私たちは、そんなパオ族のイェイェさんに出逢いました。
ミャッセ・ミャー村という農業を中心に暮らす小さな村に生まれたイェイェさん。村の女性では唯一の大学進学者です。そんな彼女が願うのが子どもたちの教育の充実です。中学校、高校は村から離れたところにあり、通うにもお金がかかります。だから多くの子どもたちは途中で学校をあきらめてしまいます。それでは村の発展はあり得ないとイェイェさんは考えています。

地球のステージは、2016年から中学校3、4年生、高校1、2年生の4学年のパオ族の子どもたちを対象に奨学金支援を行っています。生徒1人に日本の支援者1人を当て、里親という形で1対1の支援の形を取っています。年間2万5千円で一人の子どもが学校に通うための費用をまかない、年に1〜2回の報告でその子の成長を見守ります。2016年秋に支援を開始して以降、合計76名の子どもたちを学校に通えるようにしてきました。
近年は奨学金という形にこだわらず、子どもたちの学びの場であるてらこや実施のための物資サポート、井戸修理など、村人からのニーズに合わせた幅広い活動をしています。

※現在は国内の情勢が不安定である影響を受け、支援対象学年では6名の生徒のみが学校に通っています。

本プロジェクトの内容

少数民族であるパオ族がすむ、ミャッセ・ミャー村の子どもたちに対して教育を中心とした支援に取り組みます。教育を受けることで人々が目覚め、様々な職業を選ぶきっかけになったり、自分の可能性を広げていく力を得たりしていきます。そして近い将来その子どもたちが自ら動いて村に中学校と高校を設立できるようになることを一つのゴールとしています。

パオ族の子どもたちへの学びの機会提供

  • 奨学金事業

    里親となる支援者の方々からの資金で、中学校3,4年生、高校1,2年生の4学年のパオ族子どもたちが学校に通える費用をまかなっています。
  • てらこやへの物資サポート

    地球のステージの奨学生も参加する、地域で定期的に開催されるてらこやに対して、物資支援という形で、子どもたちの充実した学びを担保しています。
  • スタディツアーの開催

    スタディツアーという形で、里親がミャッセ・ミャー村に訪れ、奨学生の子どもたちと交流します。子どもたちの学習へのモチベーションアップにもつながります。

※現在は国内情勢が不安定である影響により学校へ通う子どもたちが少ないため、生徒1ー里親1の里親支援ではなく、学校に通う一部の生徒や、他の方法で学習機会を得ている子どもたちへの費用支援を行っています。

子どもたちを育てる地域の困りごと解決

  • ! 地域の井戸修理

    地域の困りごとにも対応します。例えば、地域のみんなが使う井戸の修理など。子どもたちが学習に専念できることにもつながります。

プロジェクト概要

対象地 ミャンマー シャン州 ミャッセ・ミャー村
対象者 ミャッセ・ミャー村に住む中学校3、4年生、高校1、2年生の4学年の子どもたちを中心とした住民
対象期間 2016年後期〜
現地連携団体 なし
資金 里親さんからの募金、自己資金

本プロジェクトの
活動レポート

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