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ディリ事務所 マネージャー アイダの素顔

 

 

第1回目は、東ティモールで事務所立ち上げ時からマネージャーをしているアイダ(Aida Solange L.G.)へのインタビューを紹介します。アイダはフロントライン(地球のステージの海外名称)の顔として、チームをまとめ、引っ張り、日々精力的に働いてくれるフロントラインの要の存在です。

 

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1977年東ティモール生まれ。

7人きょうだいの長女。7人きょうだいの内3人は死亡。

 

好きな食物:バタールダン(トウモロコシと豆の煮込み)

趣   味:読書、旅行、音楽鑑賞

学   歴:1995〜1999年、インドネシア国Airlangga大学医学部在籍。2年を

      残した時点でインドネシアとの独立戦争の影響をうけ、学業継続が困

             難となりました。その後、2001年〜2005年の4年間アメリカ合衆

      国のIUHS大学医学部に在籍。2005年東ティモールへ帰国しました。

ストレス解消法:まず睡眠。その後、音楽を聞きながら読書。

 

 

◯今までで一番悲しかった出来事は?

2001年海外の大学に行っていた頃、17歳の弟が、なす術がないまま喘息にて息を引き取ってしまった事です。その知らせを聞いた時の悲しみは計り知れませんでした。一日も弟の事を忘れた事はありません。

 

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◯代表理事の桑山との出会いについて教えて下さい。

1999年バイロピテクリニックでボランティアをしている時に出会いました。

桑山医師と出会ってから16年の日々が経過しますが、私にとって彼は親友であり、尊敬するプライベートな上級医といえます。

 

◯なぜフロントライン東ティモール事務所設立に至ったか?

フロントライン職員になる前は、3年程バイロピテクリニックで巡回診療プログラムの責任者兼マネージャーをしていました。バイロピテクリニックで働きながらも、僻地の母子保健サービス改善の支援に興味がわき、自分が生まれ育った県の僻地の人達に何か役に立つ事がしたいという思いが強くなり、桑山医師に相談したのがきっかけで設立に至りました。

 

◯設立時の気持ちは?

フロントライン東ティティモール事務所が設立し、母子保健サービス改善プロジェクトが開始された時は、自分の世界が開けたような気持でした。これまでの自分のつまらない憂鬱な日常から救われる思いがしました。また、フロントラインの活動は自分にとって「人生(魂)」と同じように感じていたので、仕事に熱意を捧げられることに幸せを感じました。自分にとって人の為に役に立つ事もできず、小さい事すらも成し遂げられない事程、怖い事はないと思っています。

 

◯フロントライン東ティモール事務所設立後、一番困難だった事は何ですか?

困難な事ベスト1:関係者間のスムーズなコーディネートとオーナーシップがとれず、活動が妨げられる事

困難な事ベスト2:それぞれのプロジェクトへ向かう姿勢、やる気を一つにし、チーム力の強化をする事

困難な事ベスト3:個々がそれぞれの仕事に責任をもち、他者との恊働において尊重し合いながら働く事を習慣

         化する事に頭をかかえています

 

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◯フロントラインのスタッフになり良かった事は?

医療施設までアクセスが困難な村の女性、妊婦、子ども達の健康を守る手助けを直接できるのがとても嬉しい。また、村人が選出したヘルスボランティアのキャパシティビルディングに尽力出来る事が嬉しいです。

 

◯フロントラインに望む事は?

今支援しているハトリア郡とエルメラ郡以外にも、地域を拡大し医療支援を続けていく事を望んでいます。また、能力の高いフロントラインスタッフが看護師及び助産師の学校に入学し、最終的には正式な看護師及び助産師免許を取得し出身村で活躍してもらうように、サポートを望んでいます。

 

◯東ティモール政府に望む事は?

プロフェッショナルとして働く事ができる質の高い医療者を僻地への配置することと、彼らの教育に力を注いでほしいです。特に僻地医療に携わる医療者は住民からの信頼が重要なので、住民の中にとけ込み、恊働する事をシステム化してほしいと思います。

また、私の夢でもある女性のリプロダクティブライツ・ヘルス向上は、国の発展の鍵になると考えています。その為にも、まずは健康の知識や意識を高めるための女性グループへの支援を強化してほしいです。

 

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◯日本に行った時(2006年と2009年)の忘れられない思い出は?

桑山先生の計らいで日本に行った時、“Dreamy(夢のよう)”な国だと思いました。また、日本の効率的な所がとても印象に残っています。

アメリカに4年間住み、効率的で、規律的な国を経験したつもりでしたが、電車が1分足りとも遅れずにきたり、エスカレーターでは片側に皆が整列していたり、吉野家では目にも止まらぬ早さで出て来た事には驚いたと共に、面白かったです。かなり高いピンヒールを履いたキャリアウーマンが電車に乗る為に走っていた姿も衝撃的でした!ピンヒールであれだけ走れる他の国の女性を見た事がありません。

 

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◯日本の皆さんへメッセージをお願いします。

東ティモールで人的支援をご支援頂き、ありがとうございます。

また、私たちの国を支援し、働く機会をフロントラインという団体という形で与えてくれた、国際的な精神と、とても大きな心の持ち主である桑山先生に感謝しています。

フロントラインは他の団体に比べると小さい団体ですが、ハトリア郡の住民に与える影響やエネルギーはとても大きいです。どんな小さな事でも、私たちを応援して下さる日本の皆様がいる限り、東ティモールにとってとても大きな貢献、手助けとなっています。心から感謝申し上げます。

 

(東ティモール駐在員 菊地陽)

 

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