地球のステージは東ティモール、パレスチナ、東日本大震災の各支援事業、世界の今を伝えるコンサートステージを行っています。

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心理社会的ケアとは

紛争地に暮らす人々は、日々、多くのストレスを抱えています。
終わることのない紛争の中、家を失ったり家族を亡くしたりする人が後を絶ちません。

辛いこと、苦しいことをそのまま言葉にして話すのは簡単なことではありません。

そんなとき、心の中にあるできごとや思いを、絵や粘土細工を通して表現し、目に見える形にして他者と共有することで、新たな意味を見出すことができます。また、友だちと一緒にひとつの作業をすることで、協調性や相手の気持ちを考えることも学んでいきます。
心のケアの活動は集団で行うワークショップが中心となります。気持ちをほぐすアイスブレイキングに始まり、みんなで考え、気持ちを吐き出し、受け止め共有しながら活動は進んでいきます。

 

PA200010 楽器作り 破壊された役場

 

心理社会的ケア(心のケア)ワークショップでの取り組み

宗さんWS参加 

 心のケアワークショップでは2次元表現である描画から始まり、3次元表現のクレイモデル(粘土細工)やジオラマ制作、4次元表現の音楽や映画・演劇の制作へと表現の幅を広げていきます。

 

 それぞれのワークショップで自分の体験を表現し、どんなできごとだたのか、そのときの気持ちはどうだったのかを語り、友だちと共有していきます。どんな体験でも、どんな想いでもみんなで耳を傾け、拍手で受け止めていきます。

 
 こうして表現する過程で意味づけをし、想いを共有し、子どもたちそれ

歌練習(男の子)ぞれの体験を意味のあるものへ、価値のあるものへと見直していきます。

 また、作品に残すことで、参加していない友だちや大人たちにも想いを届けることができます。子どもたちが想いをこめて作った作品は、見る人を勇気づけ、次への行動へと背中を押すことができるかもしれません。

 

「困難があるからこそ得られるものがある」

そう思えるよう、活動を続けています。

 

 

2次元表現:描画

 

 まずは、取り組みやすい2次元(平面)の表現から始めます。子どもたちが親しみを持って取り組める「絵を描く」ことを通して、表現することに慣れてもらいます。

 

描画WS 描画1 描画2

 

3次元表現:粘土細工

 

 立体表現に慣れていないパレスチナの子どもたちは、平らな粘土作品を作ってしまいがちです。このワークショップでは、子どもたちが奥行きのある表現方法ができるように促し、物事を多面的に見る力を身につけてもらいます。

 

粘土1 粘土2 粘土細工3

 

3次元表現:ジオラマ制作

 粘土を使い、記憶やストーリーを自由に、より現実に近い形で表現できるのがジオラマです。

 個人制作「忘れられない光景」では、辛い体験を勇気を持って吐き出し、心の整理を促します。

 集団制作「未来の街」は、紛争で失われた自分たちの街を、想像力と希望を持って再生していく活動です。制作を通して、未来への前向きな心を育みます。

 

ジオラマ1 ジオラマ2 ジオラマWS

 

4次元表現:音楽ワークショップ

 

 音楽ワークショップは、音楽という媒体を使った自己表現です。まず、スタッフが作ったオリジナルの曲に歌詞を載せていきます。自分たちの感じている大変なこと、辛いこと、どうしたらそれが解決できるか、どんな風に変わったらうれしいか、グループごとに言葉を紡いでいきます。

 さらに、「失われたものから価値を見出す」取り組みとして、廃材から楽器を作っていきます。

 最後に、みんなで作った歌と楽器で演奏をし、聴力障がいのこともたちの手話の振り付けを交えてビデオに収録します。たくさんの人に見てもらい、子どもたちが自信を得ることで、心の整理につなげます。

 

手話で歌詞を表現する 音楽1 歌練習(女の子)

 

4次元表現:映画ワークショップ

 

 クラスで相談しあって「こんなお話があったらいいな」という短い物語を作り出し、撮影を行い、映画を完成させます。

 演劇と違ってシーンごとの撮影なので、セリフを覚えることや演ずることへの抵抗感を減らしながら、空間軸を使った演技表現を行っていきます。

 

映画0 映画WS 映画1

 

4次元表現:演劇ワークショップ

  映画撮影を通して演技に親しんだ子どもたちは、いよいよ舞台で観客を目の前に臨場感のある演技表現を行うことを目指します。

 演じるということは、自分の体験を超えて、他人の気持ちに寄り添い、なりきることが必要になります。立場を変えながら演じることで、心は広がり、様々な体験を受け入れたり受け止めたりできるようになります。そのため、心のケアの最後のプログラムに演劇をすえています。

 

演劇1 演劇3 デフの子どもたちも頑張る

 

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